目標は商店街をつくる事なんです。

あきらめてるわけじゃないんです。今やっていることが、必ず力になると思うんです。

相田みつを『本気』に隠された幸せになる方法。

こんばんわ。いたかなやです。

今日も来て頂いてありがとうございます。



僕には、昔からすごく好きな詩があります。

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これです。
相田みつをさんの『本気』という詩です。

大学に入りたての頃だったと思います。
母親からもらったクリアファイルのデザインが、この詩だったんです。

心を打たれました。
その時の自分に言われているような気がしたからです。

高校時代に強制されていた多くの事が、
大学では、強制されなくなります。

僕にとって、そのひとつが野球でした。
高校時代のように強制されない練習方針に、どこか戸惑いを感じていました。

この詩に出会えていなかったら・・と言えば大袈裟かもしれませんが、
大学に入った早い段階で、自ら行動する事の大切さに気付く事ができたのも、
この詩のおかげだと思っています。




先日、このような記事を書きました。

何のために頑張るかではなく。
楽しいから頑張りたい。
チエさんと関わる事によって、
自分のそういう素直な気持ちに出会えたんじゃないでしょうか。
83歳の女子高生が周りに与えた影響とは。 - 目標は商店街をつくる事なんです。

この記事の生徒たちは、チエさんとの出会いを通して、
『本気でやると楽しい事や、本気でやると疲れない事。』
を知ったんではないでしょうか。

僕自身もそうですが、
一度、この『本気』という感覚を経験した人は、
この詩に、妙に共感できるところがあるんじゃないでしょうか。


では、本気とは、どういう状態なのでしょう。
どうすれば、自分を本気モードにする事ができるのでしょうか。



■ 本気でやれば疲れない?本気でやっているのに疲れない?

『本気でやると楽しい。』
これは良くわかります。

しかし、『本気でやれば疲れない。』とはどういう状態なのでしょう。

これは、夢中になっている状態
正確には、疲れを忘れている状態を指しているのではないかと僕は考えます。

つまり、フロー状態です。

フロー状態
人間があることをしているときに、極めて高度に集中していて時間を忘れ完全にのめりこんで、価値あるものを作り上げようとしている状態を「フロー状態(忘我の境地)」と呼びます。
これは、アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱している概念であらゆる分野で広く認知されています。
このフローの状態に入ることができると、私たちは幸せを感じ価値あるものを作り出します。誰でも、好きなことに没頭していると時間を忘れご飯を食べるのも忘れてしまったなんてことがあると思います。時間どころか、「自分」という存在もどこかいってしまい、ただただ目の前のものに取り組んでいる。
日常生活でフロー状態に入るための7つの条件 - 音と感情とヒトの行動心理を科学する「BGMの心理学ブログ」

すごい状態ですね。
火事場の馬鹿力を発揮するのも、フロー状態のときだと言われています。



■本気モード(フロー状態)に入る方法

究極の本気モードである、フロー状態。
これをコントロールし、自らこの状態に入る事はできるのでしょうか。

▼人がフローに入るときの条件として、7つの条件がある。
 ①今していることに完全に集中できる
 ②日頃の現実から離れたような、忘我の感覚
 ③何をすべきか、どうやってすべきか理解している
 ④自分たちの能力で実現可能であることを理解している
 ⑤何の心配もなく、心が平静であること
 ⑥現在に対して集中し、時間の感覚を忘れること
 ⑦本質的なモチベーション。それ自体に価値があるという
[TED]我を忘れ、時間を忘れるほどの集中状態を作り出し、人生に喜びを。「フローについて」by ミハイル・チクセントミハイ

残念ながら、『なんでもいいからさ』というわけにはいかないようです。
しかし、フロー状態を自分で作り出し、コントロールする事はできるようです。
成功者の多くは、それができるとも書いてあります。



■疲れがさわやかなのは、楽しいから?

ある程度の収入のラインを越えると、それが、2倍・3倍になったとしても人間の幸福度には、関係しないそうです。
人間が、より高い幸福度を得るタイミング。
これもまたフロー状態からくるものだそうです。

確かな満足感と、生活に楽しさを与えます。
バイオリズムを超えた新しい概念であり、ポジティブ・シンキング(積極的思考)やプラス思考も、みなこの「フロー理論」から生まれたものです。

また、フローの状態にいると、思いもかけない出来事が頻繁に起きてきます。
つまり幸運な出来事が不思議に周りに起きてきて、驚かされることです。

目標達成に障害になるようなものが、急に消失したり、新しい道が開けたりします。
必要なものがすべて必要なときに手に入ります。

シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)を感じる瞬間です。
フロー状態で集中し、夢中になっていると、確かなものをつかみ、本当のものに出会ったときに感じる、確固たる感情がでてきます。
いま蘇る幣立神宮 フロー理論

相田みつをさんが表現した。『さわやか』という感覚は、
フロー状態から得られる幸福感からくる感覚なのではないでしょうか。




あらためて、素晴らしい詩ですね。
こうやって色々調べてみる事によって、
またこの詩の深さに気付かされた気がします。

何事にも全力で取り組みます。幸せになるために。

みなさんは、大切にしている詩がありますか。


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