「命の授業」2人の大先生
こんにちわ。いたかなやです。
今日も来て頂いてありがとうございます。
今日は、下関市菊川中学校の児玉典彦校長についてです。
癌で声を失った児玉先生が、長い抗がん剤治療の末、校長に復帰し、人工補声器を使って生徒たちにする「命の授業」が話題になっています。
という僕も昨日、テレビの特集で知ったのですが、感動したので書き留めて置きたいと思います。
30秒ほどですが、動画はこちらにありました。
人工補声器を使った児玉校長の声を、聞き逃すまいと必死で授業を聴く生徒と同じように、
僕も、その声、その内容に夢中になっていました。
何故ここまで、人を引きつけることができるのか。
皆が、命という壮大なテーマを理解するのは難しい事だと思っています。
ただ目の前に、それを理解させてくれそうは人が話をしてくれている。
全てを理解できるはずも無いのかもしれません。
でも、少しでも理解が進む事によって、少しでも明るい未来を手に入れたい。
そう思わせてくれる授業なのかもしれません。
上で紹介した山口新聞の冒頭にある、
「命には終わりがあることを時々は思い浮かべてほしい。」
という言葉。
この言葉を聞いて思い出した事がありました。
スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。
この中の3つ目の話題である「死について」。
ここに同じような言葉がでてきます。
「毎日、これが人生最後の日だと思って生きなさい。」
このあとスティーブ・ジョブズは、このように続けています。
「それから、私は毎朝鏡を見て自分に問いかけてきました。もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今やろうとしている事を私は本当にやりたいだろうか。と」
スティーブ・ジョブズも児玉校長と同じように、
癌で、明日死ぬかもしれないという経験をしています。
このような経験をした二人の「死を意識して生きなさい」という言葉。
すぐ近くに死を意識した事がない僕にとっても、その通りなんだろうと想像ができます。
死を意識する事によって、自分を正しい方向に導く事ができるんだとうなと。
しかし、想像ができるという程度なのかもしれません。
本当に正しいと思う事が見つかり、それを実行しようと考えた時に、
自分だったら妥協してしまうかもしれないという事です。
それが本当に死を目前にしていれば、頑張れるのかもしれない。
でも、そうでなかったら分かっていても妥協してしまうかもしれない。
そもそも、死を目前にしていたら頑張れるのかどうかもわからないままです。
しかし、やってみる前から、このような事を考えているのも自分の弱さかもしれません。
どうせ死を目前にしないとダメなんでしょ。なんていうのは自分の甘えにすぎません。
考えはまとまらないままですが、
少なくとも、この2人の大先生は僕に教えてくれました。
そしてリアルに想像させてくれました。
理解したような気にさせてくれました。
本当に理解できたかは分かりませんが、生きる活力を与えてくれました。
話を聞いて少し成長できた気もしました。
こういう感動を与えられる人に僕もなりたい。
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